| 日本の紬の里「久米島」〜久米島紬〜
紬の発祥の地は久米島だといわれている。
「久米島紬」は15世紀後半、伝説上の人物として名高い「堂の比屋」が中国から養蚕技術を学びこれを広めたことから始まったとされ、その技法が久米島を起点に発達し、沖縄本島、奄美大島を経て本土に伝えられ「大島紬」「久留米絣」「結城紬」など日本全国に伝播されたという。
紬とは蚕の繭から糸を取り出し、よりをかけて丈夫な糸に仕上げて織った絹織物のこと。久米島紬は蚕から取った真綿で紡いだ糸を原料糸として、天然の草木、泥染めによって染色し、丹念に手織で織り上げる。これら全ての工程を一人の織り子が一貫して行うのが特徴だ。一人で行うからこそ、その人の思い入れが絵柄・反物に表れ、二つとない貴重な紬の仕上がりとなる。
久米島紬は1975年には伝統工芸品として通商産業大臣の指定を受け、1977年には沖縄県指定無形文化財に指定、以後その技術の保存伝承や技術者養成に力が注がれるようになった。その拠点となる久米島紬の里「ユイマール館」を訪ねた。
赤瓦屋根の建物には展示資料館をはじめ各作業場があり、久米島紬の歴史や作業工程を身近に感じることができる。機織り作業場では伝統を重んじる未来を担う後継者が物静かに機に向かっていた。500年の深い歴史を持つ「久米島紬」その技法は今も変わることなく受け継がれている。
●久米島紬の里「ユイマール館」
〒901−3104 沖縄県島尻郡仲里村真謝1878-1
TEL 098-985-8333 FAX 098-985-8970 |
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